TAAJの特徴

TAAJとは,NPO法人日本TA協会(Transactional Analysis Association of Japan)の略称です。当団体はTAを正しく理解し,自分で実際に“使える”ようになるために,会員が共に学んで行く場を提供します。このため,TAAJの活動のほとんどは,自分を知り,他者との関係を知るための研修になります。参加者は,心理療法家,医師,看護婦,教師等の専門職,企業で研修,営業等に携わる人,社員の健康を支えるスタッフ,自己発見や自己成長の機会を求める学生や子育て中の方などさまざまです。

研修は,ワークショップ形式が多く取られることが特徴です。ワークショップの内容は多彩であり,「今,ここ」に集まったグループワークの特徴がフルに生かされるため,同じテーマをあつかったものでも時にはまったく違う展開になったりします。その他,講演,輪読会等も実施しています。

2018年,TAAJは,創始者Eric Berneが設立した国際組織である国際TA協会とパートナーシップ協定を結びました。これにより,国内外におけるTAの発展普及のために協力し合うことが可能になると同時に,以下のような特典が会員にもたらされることになりました。

・TAAJの会員が,国際TA協会の年次大会へ参加する場合,特別な割引があります。
・国際TA協会が発行するニューズレターの内容を,TAAJ会員が知ることができるようになります。
・国際TA協会が発行する学術誌Transactional Analysis Journalについても随時紹介していきます。
・TAAJは年に1回ITAAにレポートを提出する権利があり,そこに掲載された要望等は,ITAAの理事会で取り上げられます。

定款

NPO法人としての定款はこちらです。

 

TAAJの沿革

TAAJの歴史を知りたい方は,こちらこちらをクリックしてください。

 

活動内容

1. 総会

毎年1回,会員が一同に会して,協会の運営について話し合う場です。予算,研修,会則改正等について話し合われます。たいてい,その年の年次大会に合わせて開催されています。

2. 年次大会

会員,非会員ともに参加できる,年に一回の大きなイベントです。毎回テーマを決めて,様々な企画が組まれています。

3. TA101

ITAA(国際TA協会)が規定している内容に添ったTAの入門講座です。TA101を教えることのできる国際資格を有している講師が担当します。

4. TA202

TA101を終えた方のための,応用編を教えるTAの講座です。セミナー形式とワークショップ形式の2種類の講座を提供しています。

5. 外国人講師による特別企画

ITAAや世界で活躍する講師を招いて講演会やワークショップを開催しています。これまでにTAAJが関連した企画の講師は,Bob & Mary Goulding,Muriel James,Van Joines,Steve Karpman,Joe Kassius,George Thomson,Jan Henning,Charlotte Dallenbach,Rosemary Napper各氏です。

6. ニューズレター発行

年に4回発行され,会員全員に届けられます。最新の研修内容,研修報告,文献紹介,理事会の議事内容等が掲載されています。会員からの活発な投稿によって成り立っています。

7. 理事会

原則として隔月,理事,監事が集まり,運営についてさまざまなことを取り決めています。ここで決定された事項等は,ニューズレターや総会などを通して,会員に通知されます。理事会はオープンな性格を持っており,会員は,議事録を閲覧したり,理事会そのものへ陪席することもできます。

8. サポートスタッフ

継続研修などで,理事会や講師をサポートしてくれるスタッフです。TAへの理解をより深めたい会員であれば,だれでもなることができます。